腹毛動物門 (Gastrotrichia) というのは、極めて小さい水中
動物で、
イタチムシなどを含む動物の総称である。ごく小さな動物であり、
顕微鏡でなければ発見できないが、れっきとした多細胞動物である。
後生動物中で最も小さいと言われ、小さいものは70μmそこそこ、大きいものでも1mmに達するものはほとんど無く、たいていは500μm以下である。
腹毛動物門には12科、150種ばかりが知られる。すべてが腹毛綱に含まれ、2目に分けられる。
イタチムシ目(毛遊目 Chaetonotida)はほとんどが淡水性。頭部と腹部の間がくびれる。
オビムシ目(マクロダシス目 Macrodasyoidea)は、すべてが海産。体は幅が一定の帯状。腹側面には多数の粘着管が配置する。種数はこちらの方が多い。