従来、白変種は
突然変異によって誕生した希少種と考えられてきた。そのため、アフリカのライオンやアジアのトラ、あるいはアメリカの
バッファローを始めとして、希少種・神聖な動物として崇められてきた。しかし白い動物の個体そのものは、
哺乳類(トラ・ライオンのほか、オオカミ・キツネ・水牛・カバ等、多種で確認されている)・
爬虫類(ワニ・ヘビ・トカゲ等で確認されている)・鳥類(ワシ・フクロウ・カモメ等、非常に多種で白化した個体が存在する)等、全ての脊椎動物に広く存在が確認されており、そのため現在では、白変種に関わる遺伝情報は、生物にとって正常かつ基本的なものと考えられるようになった。また、ホッキョクグマ・ホッキョクギツネ・ハクチョウ等、生息環境の影響から白変種が集団の中心となっているものもある。
白変種が生まれる理由については諸説存在したが、現在では、
氷河期と
間氷期を繰り返してきた地球環境を生き抜いた現存の生物にとって、氷河期には
保護色となる白変種は、そもそも生物が生き抜くためには非常に有利な基本的資質であったと考えられ、そのため現在も、生物が白化する遺伝情報は基本的な遺伝子として、生物に脈々と受け継がれている、と考えられている。