最初に発見された
細胞が
コルクであったように、植物細胞は
細胞壁を持つため、その組織は観察がたやすい。
顕微鏡の使用が行われるようになってすぐに細胞が発見されると、
組織学的研究が進んだ。
細胞説も植物に関してが一歩先んじている。ただしそれ以降の進歩は早いとは言えない。一つには、動物のような生体解剖が植物では難しいことがある。動物では体内に各種器官があり、区別して取り出せるが、植物ではそれぞれが細胞単位で機能しており、しかも互いに密着している。したがってそのレベルでの植物の機能については単純な機構を想定しての推測になる面が多かった。この分野では現在も基本的な部分で進行中である。
植物が餌も採らずに
生長することについては、
ヘルモント(1648年)が
ヤナギの生長とその間の土の損失を測定した実験等、古くから探求が行われた。様々な
光合成にかかわる条件やその影響の出方から、20世紀初頭には
明反応と
暗反応の存在が予想されるに至るが、しかし、その機構についての具体的な発展は
呼吸経路の解明以降になる。