生物の持つ棘は多くが保護の役割をしているといっていい。ただし、引っかかることを目的としていると見られる例もある。定義はあいまいであるが、円錐状突起でもやわらかければ、棘とは言わない。生物の持つ棘は何かしら体の一部が変形した器官である。
乾燥帯の植物は、
葉が枯化、固化、変形して円錐状突起になっているものがある。葉からの水分蒸散を押さえる保水と外敵からの茎の保護が目的とされる。
サボテンなど
多肉植物に多く見られる。ただし、茎から伸びる棘がすべて葉の変形とは限らない。
サイカチや
アカシアなどは棘の基部から葉が出ていることから、一部の枝が棘に変形したものと判断できる。