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「同音の漢字による書きかえ」||ペット-master.com 【05/28update】

同音の漢字による書きかえ wikipedia|無料辞書

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同音の漢字による書きかえ(どうおんのかんじによるかきかえ)とは、当用漢字に入っていない文字を含む漢語について、同じ音の漢字で書き換えを行うための指針に供するために、国語審議会1956年7月5日に発表した報告(国語審議会報告)である。

◆ 概要
当用漢字に含まれなかった文字を含む熟語は、別の言葉に言い替えるか、その文字の部分を仮名で書く必要が生じた(交ぜ書き)一部の報道機関は交ぜ書きによる表記を続けている。。別の言葉を使うと意味合いが異なる場合があり、また、面倒であることからあまり実施されなかった。交ぜ書きも行われてはいたが、できるだけ漢字を使いたいという欲求が国民(特にマスコミ)にはあった。そこで、当用漢字に含まれない漢字を同音の漢字で書き換えるということが行われるようになった。当初は出版・新聞各社が独自に書き換え方を定めていたが、書き換え方がまちまちであったため、混乱が生じていた。そこで、国語審議会で書き換えの指針を示すことになり、1956年の国語審議会報告の中の「同音の漢字による書きかえ」として発表された。
国語審議会の「同音の漢字による書きかえ」では、「代用字」と「代用語」を定めている。代用字とは使われている熟語にかかわらず、ある漢字を無条件で当用漢字内の漢字に書き換えるものであり、いわば本来の熟語構成を成さず、仮借的な意味合いのものが多い。たとえば、「欲」という字を使う熟語は本来、「食慾」「物慾」のように表記するが、「慾」は当用漢字にないため、「食欲」「物欲」のように表記する。また、「慾」という字を使う熟語すべてに使用される。代用語とは、熟語を特定して書き換え方を指定したものである。このように特定の熟語に対して、一通り書き換えが推奨された例もあれば、特定の熟語は書き換え推奨であるが、別の熟語は書き換えを行わないという用例も存在する。
・「綜」という字を使う熟語の場合、「綜合」は「総合」と書き換えられるが、「錯綜」の場合は「錯総」とは書き換えない。
・「訣」という字を使う熟語の場合、「訣別」は「決別」と書き換えられるが、「秘訣」の場合は「秘決」とは書き換えない。
・「顛」という字を使う熟語の場合、「動顛」や「顛倒」は「動転」「転倒」と書き換えられるが、「顛末」の場合は「転末」とは書き換えないのが一般的である。
などがある。
また、「磨」「妄」の2字は書き換えが示されているが、のちに常用漢字表で追加されたため書き換えをしない。このような例では後に新聞社が独自に制定した書き換え「露顕」→「露見」などの例もある。
なお、国語審議会の「同音の漢字による書きかえ」のほか、これに入らなかった熟語について日本新聞協会が定めた書き換えがあり、これも慣習的に使われているものがある。
人名など固有名詞に含まれる場合は書き換えないのが本来の原則である。ただし、固有名詞は「満洲」→「満州」などの例もあり、現況により判断する方が現実的である。
これら書き換えに関しては「意嚮」「媾和」「蹶起」「雇傭」「繃帯」のように明らかに今日用いなくなったものもあれば、「鈑金」「車輌」「漁撈」のように専門用語としては強く支持されているもの、「叛乱」「臆測」「掠奪」「頽廃」「沈澱」「奇蹟」のように今も広く一般に用いられるもの、「毀損」「蒼惶」のように書き換えがあまり行われないものなど様々な変化を遂げている。また、障害者団体は障害に用いられる"害"のイメージが良くないとして障碍に書き換える運動を推進している。

◆ 主な書き換えの例
以下は1956年(昭和31年)に国語審議会が報告した用例の一部である。