上斜筋(じょうしゃきん、
英語:superior oblique muscle、
ラテン語:musculus obliquus superior)は、
眼球の向きを変える
外眼筋のひとつである。
視神経を包む総腱輪の
上面から起始し、
眼窩の内側壁に沿って走り、滑車をくぐったのち
上直筋の下をくぐって眼球の上面外側寄りで
強膜に停止する。
眼動脈の枝である眼窩上動脈に
栄養される。
滑車神経に
支配され、収縮すると眼球を下外側方に向ける。滑車神経の
麻痺で上斜筋が収縮できなくなると、眼球は上内側に偏倚する。この症状が出た
患者は、視線を正面に向けるため、
頭を健側に傾ける。逆に頭を患側に傾けると眼球の偏倚は増強される。これをビールショウスキー徴候といい、滑車神経麻痺に特異的な所見である。ただし滑車神経が単独で麻痺することはまれである。