マオリ族やハワイ人などの間に伝えられたポリネシア神話には、
マウイという文化英雄が登場する。彼は太平洋の島々や人々を創造した人物であったが、最後に永遠の命を得るため、夜と死の女神
ヒネ・ヌイ・テ・ポの中に入って彼女を殺そうとした。しかし
オウギビタキたちが笑い出したためヒネ・ヌイ・テ・ポは目を覚まし、体内から出ようとしたマウイは膣の中で砕かれてしまったという。こうしてマウイは最初に死んだ人物となり、人間は永遠の命を得ることはできなくなった。他の神話の中には、英雄が歯を一本だけ残すという内容もある
。
スティーブン・J・デュカット(Stephen J. Ducat)は著書『The Wimp Factor』の中で、これらの神話は性交が男性に対して与える脅威、すなわち男性器は意気揚々と中へ入ってゆくが、出る時は縮こまって出てゆくことを表しているとする。