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レッサーパンダ科
(‐か) (Ailuridae) は食肉目の科の一つ。唯一の現存種であるレッサーパンダと絶滅種であるその近縁種が含まれる。
◆ 分類の歴史
ジョルジュ・キュヴィエが最初、レッサーパンダ属 (
Ailurus) は
アライグマの仲間であると1825年に記述して以来、その分類は論争の的となってきた
。
アライグマ科に分類された理由は、頭部、尾の輪状の模様その他の形態学、生態学的特徴の類似からであった。その後、レッサーパンダは
クマ科とされた。
分子
系統学の研究により、レッサーパンダはアライグマに比較的近く、単型またはアライグマ科内の亜科のどちらかであるかもしれない事が示された
。
徹底的な
ミトコンドリアDNA個体群調査
が開始された。化石記録によればレッサーパンダがクマとの共通先祖から分岐したのは4000万年前
。この相違と共に、レッサーパンダとアライグマの
DNA配列の差を比較することで、見られたレッサーパンダの
突然変異率はおよそ10
9と計算され、これは哺乳類の平均と較べて明らかに過少評価である
。
この過小評価はおそらく、レッサーパンダとアライグマの相違が極端に大きいので複数の再発した変異によるものである。
レッサーパンダは現世の近縁種を持たない。最も近い化石の祖先である Parailurus は300〜400万年前に生息した。それは3種あったとみられ、全てより大きく強靭な頭部と顎を持ち、ヨーロッパとアジアに生息し、おそらくベーリング海峡からアメリカへ渡った。レッサーパンダは中国の山岳地帯で氷河期を生き抜いて特殊化した子孫なのかもしれない。
◆ 絶滅種
レッサーパンダ属 (Ailurus) に加えてレッサーパンダ科には8つの絶滅属が含まれる。その殆どは2つの亜科、レッサーパンダ亜科 (Ailurinae) と Simocyoninae 亜科に含まれる。
・Ailuridae レッサーパンダ科
・Ailurinae レッサーパンダ亜科
◆ 典拠・脚注