最初のモグラ叩きは、
1975年、
カトウ製作所が開発し、
トーゴ(東洋娯楽機)によって発売されたエレメカ機『モグラ退治』である。ゲーム機にコインを投入すると、
人工芝に覆われた台に開いた8つの穴から代わる代わるモグラが頭を出し、それを備え付けのハンマーで叩くと1点が加算される。ゲームは1分ほどの制限時間があり、時間内の得点を競う。20点以上を獲得するとゲーム機から賞賛の声が発せられるが、19点以下の場合は笑われてしまう。シンプルで分かり易いゲーム性ゆえに『モグラ退治』は大ヒット商品となった。
アミューズメントゲームだけではなく、家庭用の
玩具としても数多く発売されている。その中で特に有名なのが、
1977年、
バンダイから発売された
純玩具『モグラたたきゲーム』。これはバンダイと南部工業株式会社(静岡県)の共同開発商品で、南部工業の開発デザイナーであった
田辺俊之が原案、デザインをした。モグラ叩きゲームが既にアミューズメントマシン市場で大ヒットしていたこともあり、『モグラたたきゲーム』は100万個を超える大ヒット、社会現象にまでなり、政治家の顔を使ったモグラ叩きなども出回った。その後、『ウルトラマンたたきゲーム』、『ごきぶりたたきゲーム』といった類似玩具を発売するが、こちらはヒットしなかった。