ペデルペス(
Pederpes、「岩を這うもの」または「岩の足」と「ペーター(発見者)の足」をかけている)は、約3億5,000万年前(
石炭紀前期)の
スコットランドに生息していた絶滅
両生類である。化石では尾部が失われていたが、推定全長1m程度の湿地や浅瀬に住む生物だったと考えられている。頭骨は幅が狭く高さがあり、頑丈な歯を持っていた。
イクチオステガや
アカントステガのような
デボン紀に生息していたまだ陸上に完全に適応できていない最古の両生類と、
石炭紀後期の
エリオプスのような陸上に適応した両生類を繋ぐ化石記録は長い間知られていなかった。この間の約2,000万年の期間は、それを指摘した古生物学者アルフレッド・ローマー () の名にちなみ、「ローマーの空白 (Romer's Gap)」と言われていた。その空白のさなかに生息していた
ミッシングリンクがペデルペスである。1971年に発見されて以来魚類のものだと思われていた化石が
四肢動物であると判明し、2002年にジェニファー・クラーク () によって記載された。