成虫の前翅長60-80mmほどで、日本産のチョウでは
モンキアゲハや
オオゴマダラに並ぶ最大級の種類である。種類内ではメスがオスよりも大きい。アゲハチョウ属の中では翅が大きくて幅広く、後翅に尾状突起が無いことが特徴だが、メスに尾状突起が現れる「有尾型」もあり、
台湾など多産する地域もある。有尾型は日本国内でも九州南部などでたまに記録される。
また、アゲハチョウ属の中では珍しく
性的二形が顕著である。翅のつけ根に
赤の斑点があるのは雌雄共通で、雄の翅はほぼ全体が黒く、後翅の外縁にわずかに赤い斑点がある。一方、雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が数個外向きに並び、その外縁には赤の
環状紋が並ぶ。白色部は翅脈とその周辺が黒く、内側が白くなる。オスは
クロアゲハ、メスはモンキアゲハに似るが、尾状突起が無いので区別できる。