ナイル川東岸、
地中海から約800km南方に位置する。上エジプト4番目の都市であり、現地では「ワセト」(Waset)と呼ばれた(「ワセト」は「都市」とほぼ同義)。「テーベ」は東岸を意味する「タ・アペト」との音の類似により、
ギリシャ人が
ボイオティアの古都「
テーバイ」と同じ呼称を与えたものという説がある。古代エジプトの王都は
メンフィスに置かれることが多かったが、
中王国の
第11王朝から
新王国の
第18王朝までテーベがエジプトの都とされた。その後、第19王朝でデルタに遷都されたが、
アメン信仰の総本山である
カルナック神殿を中心として、重要な宗教都市としての地位を保ち続けた。