1夫1妻で、子供を含めた4頭程度の群れを形成している。テナガザルは歌を歌うことで知られている。主にカップルのオスとメスが交互に叫びあいながら、複雑なフレーズを取り混ぜたデュエットを行うのである。種によっても異なるが、歌は2時間程度続けられることもある。この歌は家族間の絆を深めたり、他の群れに対してなわばりを主張したりすることに役立っていると考えられる。この歌い方は、種によってそれぞれ特色があるため、歌を聞き分けることにより、種の判別が可能である。
テナガザルの生活域である熱帯雨林は、伐採により減少しており、生活環境が脅かされている。また、ペットのための捕獲もその生存を圧迫してきた。この類の飼育は歴史が長く、古くは中国古代の王侯がこの類を飼育していた記録がある。
水墨画にもこの類がよく描かれ、特に水面の月を掬う意匠が有名である。