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「ザリガニ」||ペット-master.com 【05/27update】

ザリガニ wikipedia|無料辞書

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はさみを上げ威嚇するアメリカザリガニ
ザリガニ(?蛄,蜊蛄)は、ザリガニ下目内の淡水性のグループの総称。
分類学的には単一のタクソンではなく、現生のものはザリガニ上科とミナミザリガニ上科に分類される。しかしこの2上科は近縁と思われており、ザリガニは単系統である可能性が高い。
ザリガニが淡水生であるのに対し、アカザエビ上科などザリガニ下目の他の上科は生であり、通常はザリガニには含めない。しかし、海生のグループと明確に区別するため、淡水生のグループを淡水ザリガニ (freshwater crayfish) と呼ぶこともある。

◆名称
「ザリガニ」は江戸時代の文献から見られ、漢字表記では現在ではほぼ使われていないが「喇蛄」と書かれる。江戸期には異称としてフクカニやイサリカニとも呼ばれていた。地方によってはエビガニと呼ぶ。
ザリガニの語源には、砂礫質に住むことからジャリガニ(砂利蟹)とする説や、体内で生成される白色結石から仏舎利を連想してシャリカニとする説もあるが、後ずさり行動に由来するヰザリガニ(居去り蟹)の転訛とする説が最も有力である。
アイヌ語においても幾つかの呼称があるが、ホルカ・アムシベやホルカ・イエップなど「後ずさり」を意味する語源が見られる。
英語のクレイフィッシュ (crayfish) のクレイは、古フランス語でカニを意味する語に由来する。

◆ザリガニとカニ・エビ
ザリガニのハサミは同じ十脚目カニ(カニ下目)に似た大きな鋏を持ち、名前にもカニが入っているが、ザリガニはザリガニ下目であり、カニ下目ではない。また、十脚目の系統解析はあまり進んでいないが、ザリガニ下目とカニ下目が非常に近縁ということはなさそうである。つまり、大きな鋏はザリガニとカニで独立に進化し、十脚目のうちカニ下目やヤドカリ下目を除いた全てはエビとみなされているので、ザリガニはエビだということになる。実際、ザリガニ下目の海生種であるアカザエビなどはエビとみなされる。ただし、エビとは側系統、つまり、十脚目のうち特殊化したグループを取り除いた残りの、原始的形質を共有しているグループ(いわば「その他」)にすぎないので、ザリガニがエビだからといって、全てのエビがザリガニに近縁とは限らない。

◆生息域
;ザリガニ科
:ヨーロッパほぼ全域(イギリススカンディナヴィア半島を除く)、トルコ北米西部
;アメリカザリガニ科
:北米東部・中部、日本朝鮮半島北東アジア
:オーストラリアオセアニア南米南部、マダガスカル

◆主な種

◇日本
日本では、北日本固有種であるアメリカザリガニ科の Cambaroides japonicus (De Haan, 1841) が唯一の在来種である。これに「ザリガニ」の標準和名が充てられ、これを狭義のザリガニとして扱う。
しかし、20世紀初期にアメリカ合衆国からアメリカザリガニ科のアメリカザリガニ、ザリガニ科のウチダザリガニ(亜種もしくは変種にタンカイザリガニ)の2種が移入され、20世紀後半以降はこの中の1種アメリカザリガニ Procambarus clarkii が日本全土に分布を広げた。そのため、21世紀初頭の段階では単に「ザリガニ」といえばアメリカザリガニを指すことが多い。日本固有種のザリガニは、他のザリガニ類と区別するためにニホンザリガニあるいはヤマトザリガニとも呼ばれる。アメリカザリガニの幼少期の色は灰色から青っぽいのが普通であるが、大きくなるにつれ赤みを増す。このため幼少期のアメリカザリガニをニホンザリガニと間違うことがある。

◇他の地域
朝鮮半島にはニホンザリガニと同属のチョウセンザリガニ Cambaroides similis (Koelbel, 1892) が分布する。
ザリガニ科のノーブルクレイフィッシュ Astacus astacus L. は、ヨーロッパで最も普通に見られるザリガニである。

◆ザリガニ(ニホンザリガニ)