胡椒は、粉に挽いたものや、さらに塩と混ぜた「塩コショウ」として売られているものが多いが、本来の風味を愉しむなら、
ペパー・ミルで、使うたびに挽くのが理想的である。ペパー・ミルは、使い捨ての「ミル付きコショウ」から、円筒形のボディに擬宝珠のようなハンドルの付いた、木製のしゃれたものまで、いろいろな種類がある。
胡椒は、強力な殺菌・抗菌作用が知られており、冷蔵技術が未発達であった中世においては、料理に欠くべからざるものでもあり、
大航海時代に食料を長期保存するためのものとして極めて珍重された。
ヨーロッパの様々な
料理に使われており、またその影響を受けた様々な料理でも使われている。このため、
インドへの航路が見つかるまでは、ヨーロッパでは非常に重宝されていた。取引には、金と胡椒が同重量で交換された時代もあった。
ゲルマン部族のリーダーであったアラリック1世は
ローマ帝国に侵略を控える代わりに
金、
銀、そして胡椒を貢物として要求した。