ウミベミンクが絶滅したのは、その毛皮が人間に珍重されたからである。
先住民も
毛皮と
肉を目的としてミンク狩りをしていたが、ヨーロッパからの移住者はさらに熱心で、
毛皮貿易の対象となった。いくら泳ぎが上手くて魚介類が
主食だからといっても、別に水中生活をしているわけではない(sea mink を「ウミベミンク」と訳したのはおそらくその辺りへの考慮であろう)から、陸上にいるところを
犬を使って追い込んだり煙で燻したりすれば捕らえることができた。個体数が減ってもおかまいなしに毛皮の需要に合わせて乱獲されたため、
1880年、あるいは遅くとも
1890年までには、ウミベミンクは絶滅した。アメリカ東部からあまりに近すぎたせいか、ミンクの
養殖が軌道に乗るまで生き延びることはできなかった。