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「イチゴ」||ペット-master.com 【05/23update】

イチゴ wikipedia|無料辞書

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|和名 = イチゴ(苺)
|英名 = Strawberry
|下位分類名 =
|下位分類 =
-->
イチゴ(Fragaria)はバラ科多年草、およびその食用となる果実
甘みがあるため果物として位置づけられることが多いが、草本性の植物であるので野菜として扱われることもある[外部リンク] 農林水産消費安全技術センター

◆ 範囲
狭義には、オランダイチゴ属の栽培種オランダイチゴ (Fragaria ×ananassa ) を意味する。イチゴとして流通しているものは、ほぼ全てオランダイチゴである。
広義にはオランダイチゴ属 (Fragaria) 全体を指す。英語圏でのストロベリーはこの範囲である。
さらに広義には、同じバラ亜科で似た実をつける、キイチゴ属 (Rubus) やヘビイチゴ属 (Duchesnea) を含める。これらを、ノイチゴヘビイチゴワイルドストロベリーと総称することもある。
中国語では、オランダイチゴ属は「草莓 ツァオメイ c?om?i」、ヘビイチゴ属は「蛇莓 ショーメイ sh?m?i」、キイチゴ属は「懸鈎子 シュエンゴウズ xu?ng?uzi」または「覆盆子 フーペンズ f?p?nzi」と呼び分けているが、日本語では混同して「覆盆子」を熟字訓でイチゴと読む場合がある。

◆ 語源
「いちご」の語源ははっきりしない。
英名のStrawberry(ストロベリー)の語源は「Straw(麦わら)を敷いて育てた」や「散らかす、一面を覆う、を意味するstrew(strawの古語)」などいろいろな説がある。

◆ オランダイチゴ属の種(しゅ)
オランダイチゴ属には20を超える種(しゅ)が知られている。染色体の倍数性は、二倍体から十倍体まで様々である。
・ 二倍体の種
  ・ Fragaria daltoniana
  ・ Fragaria iinumae(ノウゴウイチゴ)
  ・ Fragaria nilgerrensis
  ・ Fragaria nipponica(シロバナノヘビイチゴ)
  ・ Fragaria nipponica f. rosea(ベニバナヘビイチゴ)
  ・ Fragaria nipponica var. yakusimensis(ヤクシマシロバナヘビイチゴ)

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  ・ Fragaria nubicola
  ・ Fragaria vesca(エゾヘビイチゴ)
  ・ Fragaria viridis
  ・ Fragaria yezoensis(エゾクサイチゴ)
・ 四倍体の種
  ・ Fragaria moupinensis
  ・ Fragaria orientalis
・ 六倍体の種
  ・ Fragaria moschata
・ 八倍体の種と交雑種
  ・ Fragaria × ananassa (オランダイチゴ)
  ・ Fragaria chiloensis(チリイチゴ)
  ・ Fragaria iturupensis Staudt
  ・ Fragaria virginiana(バージニアイチゴ)
・ 十倍体の交雑種
  ・ Fragaria × Potentilla(属間雑種)
  ・ Fragaria × vescana

◆ 歴史
オランダイチゴ属で初めて栽培化されたのはエゾヘビイチゴ (Fragaria vesca) で、17世紀のことである。
オランダイチゴは、18世紀オランダの農園で、北米産のバージニアイチゴ (F. virginiana) とチリ産のチリイチゴ (F. chiloensis) の交雑によってつくられたThe Strawberry History, breeding and physiology. Darrow, G. M. 1996
オランダイチゴは、日本には江戸時代の終わり頃にオランダから輸入された。作物として栽培されるようになったのは200年前頃からで、本格的に栽培されたのは明治5年からである。

◆ 特徴
可食部は花托の発達したものであり、表面に分布する粒粒がそれぞれ果実である。このような形態をとるものをイチゴ状果という。独特の芳香があり、属名の由来にもなっている。属名のFragariaラテン語で「香る」の意。ビタミンCが豊富である他、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを含む。生食の他、ジャムに加工されることも多い。受精すると花托の肥大が始まるが、一部受精していない雌しべがあるとその部位の肥大が弱くなる。したがって形の整った果実をつくるためには、全ての雌しべが受粉するようにすることが大切である。最近の受粉の作業はビニールハウス内にミツバチを放して行わせる。流通しているイチゴの多くはハウス栽培によるものである。
また、粒の大きさを揃えるなどの見た目や収穫時期を考慮しなければ家庭菜園でも比較的に容易に栽培できる。地方によっては、自家用に畦道の脇に栽培していることもある。

◆ 栽培
日本での生産量は年間約20万トンであり、そのほとんどは11 - 6月に生産される。7 - 10月の生産量は1万トン以下であって、5%にすぎない。冬から春に実をつける一季成りイチゴに対し、夏から秋にも実の成る品種は四季成りイチゴと呼ばれ、夏イチゴとも呼ばれている。一季成り性品種と四季成り性品種では、花芽分化に関する特性が異なる。
ハウスによる促成栽培と露地栽培があり収穫時期と期間が異なる。一季成り性品種の露地栽培の場合の収穫期は主に5 - 6月頃。連作障害があり1 - 4年で圃場を移動する。ハウスよる促成栽培の場合の収穫期は10月下旬 - 翌年5月頃。ハウス栽培では水耕栽培も行われる。通常は足下の高さの盛り土(畝)に作付けするが、屈んだ作業となり従事者へ肉体的負担が大きいため、置き台などを利用し苗の高さを腰まで上げ負担を軽減するなどの工夫もみられる。多くの場合、寒冷期に収穫するためハウス栽培は必須であり成長適温の20℃前後までの加温を行う。夏秋取り栽培の場合は、遮光栽培も行われる。

◇ 苗の生産育成
苗がウイルスに感染すると根の成長が阻害され「果実の大きさが小さくなる」等の障害を及ぼす為、茎頂培養(成長点培養)によるウイルスフリー苗(メリクロン苗)が種苗専門の生産業者により育成され、その苗を果実生産者が収穫用の圃場や培地に定植し実を収穫・出荷する。
一季成り性品種の苗は花芽分化後に低温と日長の休眠期を経ないと成長と開花が行われない。つまり、秋から春に収穫する為には夏に苗を「冷蔵庫に入れる」、「高原などの冷涼地で育てる」などの方法で人工的な低温と遮光で休眠(強制的にを)経験させる。この休眠打破処理により開花時期と収穫時期をずらす事が可能になる。この方法を経ないと一季成り性品種で10月下旬 - 翌年5月頃の収穫は行えない。また、新しい苗を毎年植え替えなければならない。促成栽培に最適な休眠温度条件や日長に対する感受性は品種により異り、土中の窒素分の条件でも変化する。
四季成り性品種では、人工的な休眠は行なわれない。

◇ 日本の主な商業栽培品種
2009年現在、登録品種は166種。[外部リンク] 登録品種情報農水省